中央区

72.与野の大カヤとダルマ市

室町時代の頃から関東随一の巨木としてその名が広く知られ、昔からまちを象徴するランドマークだった。近年は周辺に住宅やマンションが密集し、やや見えにくくなっているが、傘のようにこんもり茂っていて、つややかな緑は壮大。秋にはカヤの実がたくさん拾…

75.埼大通りのケヤキ並木と夕暮れの富士山

北浦和駅から所沢まで延びる浦和所沢線は、「日本一長いケヤキ並木」として知られている。別名「けやき通り」、埼玉大学までは「埼大通り」ともいう。 朝は埼玉大学や浦和北高校に通う学生の自転車で溢れる。所々にある歩道橋の上からは四季を彩る並木の通景…

85.北与野の新しい散歩名所

JR埼京線北与野駅とさいたま新都心のケヤキ広場を空中でつなぐ歩行者回廊。 朝夕は通勤者で賑わい、昼間は散歩道としても利用される。そこには新しく息づきはじめた現代都市の生活風景がある。新都心側を向くと、足元の広場にケヤキが整然とならび、そこから…

96.超高層ビルからの氷川参道俯瞰

眼下のほこすぎ橋から真っ直ぐ伸びる氷川参道は長さ十八丁(約一・九キロメートル)、その先の大きな緑のかたまり、氷川神社と大宮公園へと繋がる。都市中心部にあるこれだけ長く豊かな緑は全国でも殆ど例がなく、さいたま市民の貴重な財産だ。 周辺には高層…

23.昔のままの小川、高沼用水西縁・河童の森周辺

さらさらと流れる小川、傍らの畑にはモンシロチョウが飛び、池ではカモが餌をついばんでいる。畑の境には桃の木がピンク色の花を咲かせている。こんな日本の春を象徴するような風景が、新幹線の高架からわずか二十メートルという場所に残されている。 高沼用…

37.鴻沼川の桜並木の向こうに新都心

埼大通りが鴻沼川を渡る辺りから鈴谷小学校の脇を川沿いに歩いていくと、やがて正面に新都心を望むようになる。春、この辺りの水路は桜のトンネルのようになり、新都心に吸い込まれていくように見える。 実際には鴻沼川が新都心に向う訳ではない。この川は大…

38.円乗院と樹齢三〇〇年の千代桜

円乗院本堂に向って右側、大日如来像のすぐ先にある千代桜。エドヒガンの変種のしだれ桜で、枝が地面に接するほど垂れ下がり、円形桃色の美しい花を枝いっぱいに咲かせる。 この時期、多くの市民が訪れ、花と多宝塔の取り合わせをカメラに収めている姿が見ら…

62.蔵のまちコンサート

与野本町通りの蔵の前庭を利用した「蔵のまちコンサート」。普段はあまり人だまりを見ない通りに、この日は五百人もの住民が集まる。 中央区区民会議のまちづくり推進のアイデアから生まれ、区民、商店会と行政の協働で毎年秋に開催、今では住民の間に定着し…

63.けやき広場の紅葉に映えるスーパーアリーナ

十二月八日はジョンレノンの命日。さいたま新都心けやきひろばでは、この十年来その命日を偲んで、埼玉のミュージシャンによる「Love&Peaceコンサート」が開かれている。 スーパーアリーナの幾何学的な造形の前で、けやきひろばの欅が、少し季節は遅いが見…

66.見沼田圃に浮かぶ新都心

見沼田圃の広がりと芝川、そこを走り抜ける高速道路とその先の新都心。農地から街そのものを遠望するという視点も面白く、地域の骨格をなす要素が織りなす、ダイナミックでさいたま市らしい風景である。 巨大な街のシンボリックな容貌を絵のように実感できる…

68.与野本町駅から望む芸術劇場と富士山

埼京線与野本町駅のプラットフォームから西を望むと、富士山を背景に彩の国さいたま芸術劇場のタワーが立ち上がり、さいたま独自の芸術発信の地がここにあることをアピールしている。 手前の電線がいかにも邪魔だが、これも日本の風景の現実だ。 map:x139.62…