47.時の鐘の春化粧


「岩槻に過ぎたるものが二つあり、児玉南柯と時の鐘」と詠われた時の鐘が、早咲きの桜の花の香りに包まれ、音色もひときわ冴え渡りそうだ。
江戸幕府が上野、川越とここ岩槻のものを特に優れた「時の鐘」として認めていたほど、この鐘は音色が特に優れ、四里四方に届いたという。旧藩士の子孫の方が朝夕撞いていたが、二〇〇一年から自動化。今でも朝夕六時に市民に時を知らせている。

※位置はおおよそです。また、線上、面上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。