29.見沼、膝子の「フナノ」復活


二〇〇八年秋、「フナノ」と呼ばれる稲藁積みが五十年ぶりに再現された。
使用した藁は約一〇トン。縦四メートル、横一・八メートル、高さ二・七メートルの舟形で、フナノの呼称もそこから。屋根の両脇には獅子頭を模した飾りもある。
この辺りは見沼田圃の原風景を多く残している所。稲刈り後の田圃に藁積みと立ち上る藁焼きの煙。昔からの農事を伝える晩秋の風景だ。

※位置はおおよそです。また、線上、面上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。