72.与野の大カヤとダルマ市


室町時代の頃から関東随一の巨木としてその名が広く知られ、昔からまちを象徴するランドマークだった。近年は周辺に住宅やマンションが密集し、やや見えにくくなっているが、傘のようにこんもり茂っていて、つややかな緑は壮大。秋にはカヤの実がたくさん拾える。
毎年二月十日には、傍らの金比羅堂でダルマ市が行われて賑わう。

※位置はおおよそです。また、線上、面上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。

73.第二産業道路の巨大な道しるべ、山崎の大ケヤキ


市内東部台地を南北に縦断する第二産業道路、その中央分離帯に一本の巨大なケヤキの木が立っている。元々は民間の宅地の中にあったらしいが、道路整備に際して伐られずに真ん中に残されたものだ。
この北はすぐ見沼田圃。通行する車に見沼田圃を渡る合図を送っているかのようである。

※位置はおおよそです。また、線状、面状上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。

74.首都高・見沼インターから新都心へ


高速埼玉新都心線のさいたま見沼出入口から新都心までのダイナミックな高速移動風景。
見沼田圃の上を右に左にカーブしながら走り、新都心高層ビル群に吸い込まれていく感覚が新鮮だ。夕暮れ時には、行く手の高層ビル群がシルエットでくっきりと浮かび上がる。新たに生まれたさいたま市の風景だ。

※位置はおおよそです。また、線上、面上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。

75.埼大通りのケヤキ並木と夕暮れの富士山


北浦和駅から所沢まで延びる浦和所沢線は、「日本一長いケヤキ並木」として知られている。別名「けやき通り」、埼玉大学までは「埼大通り」ともいう。
朝は埼玉大学浦和北高校に通う学生の自転車で溢れる。所々にある歩道橋の上からは四季を彩る並木の通景が望め、鴨川を渡る橋上からは、ケヤキ並木のトンネル越しに夕暮れの富士山が見える。

※位置はおおよそです。また、線上、面上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。

76.増殖する道、宮前インターチェンジ


生き物のようにうごめく何本もの道にドライバーは抗う術を持たない。新大宮バイパス西大宮バイパスがクロスするこの場所に、更に上尾道路(仮称)が接続すると、さいたま市への主要な北の玄関口になる。
異様なスケール感をもった、交通結節点の景観。

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77.荒川の橋を渡りさいたま市に帰還


秋ヶ瀬橋、羽根倉橋、治水橋、上江橋のそれぞれで荒川を渡る時、正面にさいたま市中心部のスカイラインが迎えてくれる。無事にさいたま市に帰ってきたことを実感する風景だ。
日本の都市は、欧州の都市と違って切れ目がなく広がっており、「わが街」の姿を視覚的に感じる機会に乏しい。荒川のお陰で、わかり易いゲート空間が存在することは幸いだ。

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78.モナリザが見つめる氷川参道


さいたま新都心駅の方から中山道を来て、氷川参道の一の鳥居をくぐりふと振り返ると、ビル壁面のモナリザが見つめている。
モナリザは一五〇七年頃作の西洋文化のアイコン、それと古来からの日本文化の象徴とも言える鳥居との組み合わせ。このミスマッチも現代都市の面白さというべきなのかも知れない。

※位置はおおよそです。また、線状、面状上に広がりのある景観については、そのうちの任意の場所となります。