09.現代都市の営みの風景

84.大宮南銀座の賑わい

大宮駅東口の南側に展開する通称「なんぎん」は、埼玉県下有数の歓楽街。駅前広場から南に延びる「南銀座通り」と旧中山道に挟まれた一帯に、飲食店やカラオケ・パチンコ店などがひしめき合う。 奥まった路地の中にはいかがわしい飲食店も多く、決しておしゃ…

85.北与野の新しい散歩名所

JR埼京線北与野駅とさいたま新都心のケヤキ広場を空中でつなぐ歩行者回廊。 朝夕は通勤者で賑わい、昼間は散歩道としても利用される。そこには新しく息づきはじめた現代都市の生活風景がある。新都心側を向くと、足元の広場にケヤキが整然とならび、そこから…

86.業務活動のシンボル、ソニックシティの夜景

大宮駅西口にある三十一階建てのソニックシティは、夜も灯りが点り活動を続ける。民間企業や公共機関のオフィス、宿泊やイベント施設が複合するこの施設は、県下初の事業コンペによって建設された。 高度成長期が残した優良資産というべきか。現在もさいたま…

87.音楽の発信地、大宮駅西口デッキ

ストリートミュージシャンのいる街として有名なのが新宿、鶴見、大宮だそうで、大宮駅西口のデッキ上は、路上ライブのメッカと言ってよい。熱心なファンを持つミュージシャンもいて、夕方になるとデッキ上にはいくつもの輪ができる。 「サスケ」は大宮でのラ…

88.みんなの待ち合わせ場所「まめの木」前

大宮駅コンコースの「まめの木」は、JRの中央改札(北)と中央改札(南)を出たすぐにある金属製大型オブジェ。目印として最適であることから、特に夕方には、飲み会などの待ち合わせの人々が群がり、相手を探すのに苦労するほどだ。 場内アナウンスでも「…

89.鉄道のまち大宮を支える、JR東大宮車両基地

特急電車等の在来線の車両が整備されて出番を待つ。この広大な車両基地を訪れる人は多くないが、鉄道のまちと電車で行き交う人々の暮らしを陰で支える施設の風景だ。 訪問者で賑わう鉄道博物館、大宮総合車両センター(旧大宮工場)を合わせたこれら三施設は…

90.異次元空間、鉄道博物館の賑わい

鉄道のまち・大宮を象徴する施設のひとつが鉄道博物館である。一階のヒストリーゾーンには、古今の機関車や電車の実物が数多く展示されており、時空を超えて巨大な列車操車場に迷い込んだかのようである。 昨今の鉄オタブームも手伝い、子ども連れのみならず…

91.屋敷林に守られて遊ぶ子供たち

住宅開発における行政指導で設けられた学校対策用地は、原っぱのまま二十年以上が過ぎた。雑木林に囲まれた「原っぱ」は子供の天国だ。 「原っぱ」は地域住民の憩いの場、遊び場となっていたが、最近この上流の湿地も宅地造成と農地改良で埋め立てられ、「昔…

92.街中のオアシス、北浦和公園

北浦和駅西口のすぐ前に広がる緑の森が北浦和公園。周囲を十七号国道と埼大通り、マンションやオフィスビルに囲まれた典型的な都市型公園だが、埼玉大学当時からあった樹木が茂り、街中のオアシスとなっている。 音楽に合わせたパフォーマンスがある噴水池の…

93.時代の変遷を表徴する住宅群

取り壊しを待っている老朽テラスハウス、中層のアパート、最近建て替えられた高層アパート。見沼区の東宮下地区は公的な住宅が集まっているところで、高度成長期から現在まで、時代ごとのさまざまなタイプの集合住宅が重層して立地している。 どんな住宅がよ…

94.都市化から取り残された岩槻駅舎

周りから高層ビルが覆い被さるように迫ってくる中で、今もやさしい趣で人々を迎える東武野田線の岩槻駅舎。特に古い建物ではないが、城下町岩槻の佇まいを大切にしたまちづくりのために残しておきたい風景だ。 map:x139.697189193789y35.9466964374183:map:h…