07.ランドマークの見える風景

72.与野の大カヤとダルマ市

室町時代の頃から関東随一の巨木としてその名が広く知られ、昔からまちを象徴するランドマークだった。近年は周辺に住宅やマンションが密集し、やや見えにくくなっているが、傘のようにこんもり茂っていて、つややかな緑は壮大。秋にはカヤの実がたくさん拾…

71.さいたま市民の命を守る大久保浄水場

荒川から水をいただき、さいたま市民等に飲料水を供給している重要な施設。どこまでも続く荒川沿い低地にあって、居並ぶ貯水タンクはひと際目立つランドマークだ。 造水された飲料水は貯水タンクに常時貯留され、非常時対応を担っている。 map:x139.58455476…

66.見沼田圃に浮かぶ新都心

見沼田圃の広がりと芝川、そこを走り抜ける高速道路とその先の新都心。農地から街そのものを遠望するという視点も面白く、地域の骨格をなす要素が織りなす、ダイナミックでさいたま市らしい風景である。 巨大な街のシンボリックな容貌を絵のように実感できる…

67.綾瀬川の川面に抱かれる埼玉スタジアム

綾瀬川は緑区高畑と岩槻区笹久保新田との境界線で大きく蛇行して流れる。その馬蹄形に輝く川面に抱かれるようにして、両翼を広げた巨大な埼玉スタジアムが出現する。 スタジアムの裏側の笹久保新田は静かな農村地帯だが、サッカーの開催となれば、地鳴りのよ…

68.与野本町駅から望む芸術劇場と富士山

埼京線与野本町駅のプラットフォームから西を望むと、富士山を背景に彩の国さいたま芸術劇場のタワーが立ち上がり、さいたま独自の芸術発信の地がここにあることをアピールしている。 手前の電線がいかにも邪魔だが、これも日本の風景の現実だ。 map:x139.62…

69.電波塔・平野原送信所

荒川に近い桜区道場の水田地帯に立地するこの電波塔は、騒がしいトラス構造とは異なるロケットのようなスリムな形態で、高さ百七十三メートルの割に目立たない。支柱から下のシャープなデザインも近くでないとわからない。 ロケット型のデザインの電波塔は、…

70.台地際のランドマーク、東京瓦斯浦和整圧所

本杢(ほんもく)古墳は大宮台地の西縁から低地を見下ろす位置にある。その脇の急な坂道から見ると、住宅の隙間からガスタンクと首都高が見える。 一九九八年に高速埼玉大宮線ができる以前は、秋冬の夕方、木々の枝間から富士山が見通せ、ガスタンクと遠近の…